山梨県立大学広報誌 Souffle Vol.13
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看護学部以外の学部も受けることができる授業で印象的だったのがこの授業です。アロマや呼吸法など、身体と精神をリラックスさせ、落ち着かせる方法を学びました。リラックスするというのは、私たちの普段の生活に役立つことでもあり、看護の場面でも有効なものです。患者さんが不安なとき、アロマなどでそれを取り除いたり、軽減させたりすることができます。患者さんに寄り添うことのできる方法の一つを学ぶことができて良かったです。授業の中で人体解剖を見に行く機会がありました。自分たちが普段何を学んでいるのかが鮮明になり、現実味を持ちました。解剖生理学を学びながら、本当に人間はこんな構造をしているのだろうか、こんなに沢山の筋や神経など覚えられるはずがない、と思っていました。しかし、実際に解剖を見学すると右の肺は本当に3つに分かれており、臓器も学んでいる通りの大きさをしているのを見ることができました。本当に教科書の解剖図のようになっており、自分が学んでいることは間違えていないと確信を持てた授業でした。今までで一番印象に残っている授業は「いのちの社会学」です。海外の違法臓器売買の話や、終末期を診る医者が自分も癌で亡くなってしまう話など、自分たちの"いのち"について、考えさせられる内容でした。私たちが今後、看護師として看護を行っていく上で扱う人の命についての考え方、価値観が変わりました。看護の専門的な知識ではないですが、看護師としての患者さんと接する態度や姿勢を学ぶことができました。私は青年海外協力隊JICAに参加したいと考えており、派遣先はスペイン語圏が多く、将来に活かしたいと思ったので、この授業を選択しました。初めは一言も知らない状態でしたが、挨拶や数字、簡単な単語を話せるようになれたことを嬉しく思います。授業では、みんなでダンスをしたり、ペアワークをしたりと、楽しくスペイン語を学ぶことができました。9編集/折井 穂乃花印象に残っている授業リラクゼーション解剖生理学いのちの社会学スペイン語Ⅰa

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