山梨県立大学広報誌 Souffle Vol.14
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 アメリカ留学と聞くと︑SNSで見るようなとてもキラキラした景色や︑大きくてカラフルな食べ物︑ハイテンションな人々を思い浮かべる人も多いと思います︒アメリカは州によって全く違うと思うし︑どんなプログラムでアメリカに行くかによっても大きく異なります︒でも︑アメリカの大学は試験や課題の量が尋常ではありません︒﹁勉強﹂をする準備と覚悟がかなり必要です︒ 私はかつてTOEFLに向けてかなりの量勉強をしていたのですが︑それでもアメリカに来て2■月くらいの時︑日本に帰りたくて︑毎日泣いていました︒乗り越えることが大変な壁にたくさんぶつかりました︒次から次へとくる課題や試験に追われて︑自分の部屋にこもって勉強ばかりする日々が続きました︒大切な人とも離れ︑心細い瞬間も何度もありました︒でもその時私は︑﹁泣いていても帰りたくても︑時間は過ぎていくだけだし︑寂しくても悲しくてもし■うがないんだ︒自分が決めたことだから︒やりたいことは何でも挑戦してから日本に帰ろう︒﹂と立ち上がることができました︒クラスで間違えて笑われても︑自分のためにやろうって思うようになりました︒そうじゃないと生きていけないんです︒私は﹁アメリカに行きたい﹂という夢を叶えるためにある程度の覚悟を持ってここに来たけど︑想像していたよりも何倍も覚悟と努力が必要だと実感しました︒ 留学にも人それぞれのニーズがあるし︑もちろん経済状況も大きく関わってきます︒でも︑私が100%の保証を持って言えることは︑努力をすればチ■ンスは巡ってきます︒私自身︑経済的な状況で一度アメリカの大学進学を諦めました︒でも︑勉強をすれば選択肢が広がるし︑出会わなかったチ■ンスに巡り会えます︒自分を自分で教育してあげることがとても大切だと思います︒ 私は︑アメリカは自分を変える場所だと思っていました︒でも今は︑人って場所じゃないんだと思っています︒留学を通して自分を変えたいと思っている人もいると思います︒実際に変わる人もいます︒でも︑1日中誰とも会話しないで生きていくことってアメリカでもできるんです︒お店に行かない限りオーダーしないし︑クラスメイトに話しかけたり発言しない限り︑英語は使わないし︒大事なのは︑どこであっても自分としっかり向き合って︑決めたことを最後までやり遂げることができるかだと思います︒自分の目標に対するステップをどう踏むべきか︑それを分かっている人はアメリカじゃなくても︑日本でも変われる︒このメッセージが留学にかかわらず︑何かをきっかけに自分を変えたいと思っているすべての人に届いたら嬉しいです︒私でよければ留学の相談とかもできるので︑気軽に連絡してください!留学を考えている人へ県大生へのメッセージ■■■■■■■■■■■■■■■■■ff■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■ ■ ■■知見さんは自身のYouTubeチャンネルで留学生活の様子をシェアしてくれています!ぜひチェックしてみてください♪■■

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