山梨県立大学広報誌 Souffle Vol.14
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実習を通し、患者さんの健康について、病状だけでなく様々な面から考えることの重要性について学びました。またそのために、患者さんやその家族、病院で働く様々な人とコミュニケーションをすることが重要だとわかりました。国際政策学部 ・ 人間福祉学部がある飯田キャンパスではなく、池田キャンパスにある看護学部。いつもどんなことを勉強しているのか、お話を聞きました。スケジュールについて実習地は、大学近くの病院から、車で1時間程度かかる場所まで様々で、それにより家を出る時間は異なります。8時から16時頃まで実習を行い、その後記録をします。記録の量も日によって違うため、就寝時間は様々です。大変な時は日を跨ぐこともあります。 実習内容カルテや患者さんとのコミュニケーションから情報収集を行い、看護計画を立案して実施します。情報収集の結果や看護計画などは記録として提出し、先生や担当看護師の方から指導を受けます。 3年次の保健師課程の実習では、市区町村が実施する健康診断や健康問題を抱える人への家庭訪問など、保健師の方が行っている援助を見学します。また家庭訪問の際には、事前に得られている情報をもとに、その人が地域で生活する上での問題を考え、必要な援助を検討して訪問計画を立てました。スケジュールについて領域ごとで異なりますが、ほとんどが8時頃に病院や施設に集合し16時頃に終了し帰宅します。 病棟への挨拶から始まり、担当看護師さんとその日の行動目標などを確認した後、患者さんと関わり、1日の最後にはカンファレンスで1日の学びをグループで共有し終了します。私は家が遠かったため集合の1時間前に家を出ることが多く、朝の時間が無かったため記録は帰宅してすぐに始めていました。 実習で学んだこと様々な領域の実習に行くことによって、今まで自分の興味を持っていなかった分野の魅力に気づくことができました。臨床の場で、患者さんとの関わりを持つことで座学では学びきれない個別性の重要性や看護師の役割について学ぶことができると思います。病棟だけではなく、訪問看護などをはじめとした地域における看護について学ぶことができるので、多角的に看護について考えることが出来ました。印象に残ったこと患者さんとの関わりの中で、いつの間にか患者さんからたくさんのエネルギーをもらっているなと感じました。実習中、患者さんからの「ありがとう」という言葉には何度も助けられました。記録など大変なことも多いですが、患者さんを目の前にすると自然と笑顔になることができ、”また頑張ろう!”と思うことができたことがとても印象的です。看護学科 4年 梅原到亜 さん看護学科 4年 大橋凜乃 さん■■

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