山梨県立大学広報誌 Souffle Vol.14
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■■■■■■■■■■■今の自分には︑中立の立場にいることと︑広い視野が足りないなと感じます︒実際に支援をする側とされる側の現状を知らないので︑どっちかに偏ってしまって︑視野も狭くなってしまう︒無意識の思い込みで支援を押し付けることになってしまうんじゃないかと思うんです︒今は座学が中心ですが︑3年生になって実習に行ったり︑外に出て福祉の現場を見るっていうのと︑そこで携わるっていう経験を︑限られた時間で頑張って自分のものにしたいです︒それから大学外では︑ボランティア活動を続けていきたいです︒ボランティアサークル﹁もったいない﹂に所属して活動する中で︑当事者になる意識というオンラインゲームなのですが羽の生えている小さな子たちが自由に空を飛ぶんです︒﹁私もそれやってるよ﹂って話しかけてくれる人もいて︑それがきっかけで仲良くなった大学の友達もいます︒ほのぼのとしたゲームなんですけど敵のいるエリアがあって︑そこで弱っている人を助けたら同じ年代のインド人で︒翻訳機能がついているので︑そこで話したら︑﹁日本人は毎日寿司を食べるんでし■?﹂って言われました︵笑︶インド人と関わることってなかなかないので︑いろんな気づきがあって面白かったです︒自分にはない文化とか︑視点を持っている人と関わるっていうのは面白いし︑自分の経験になります︒が芽生えました︒間接的な支援ではなくて︑直接的に自分の力で人に関わって支援をする経験をしたので︑責任を持つっていう意識が高まりました︒これからも続けていきたいです︒中学生の頃に参加した﹁フロンティア・アドベンチ■ー﹃やまなし少年海洋道中﹄﹂にも︑また参加したいです︒8泊9日で八丈島に行って︑テントを張ったり自炊をしたり︑島を一周するサバイバル踏破をしたり︑シュノーケリングで海に潜ったりするのですが︑中学生で参加した時︑リーダーが大学生だったんです︒大学生になった今リーダーとしてまた参加しませんか︑というお誘いが来ていて︑挑戦したいと思っています︒海がない山梨から︑海に囲まれた八丈島で生活してみるっていうのは貴重な体験です︒参加者は知らない人しかいないし︑心細いけど︑でもそういう自分の知り合いがいない場所でコミュニケーションをとって︑協力して何かを成すっていうその過程は自分の成長に繋がると思います︒自分からグイグイは行けないけど自分のことを知っている人︑知らない人に関わらず︑自分を伝えることとか︑相手を理解することは大切だと思います︒その人のことを全く知らないのに︑ニュースを見て悪い人だって決めつけるんじゃなくて︑その人の背景とか出来事の背景を考えて︑安易な行動をしない︑思慮深い大人になりたいです︒これは福祉にも通じる考えだと思います︒■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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