山梨県立大学 CAMPUS GUIDE 2024
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山梨県立大学学長早川正幸 54 山梨県立大学は甲府市中心部に立地し、学び舎からは遠く南に秀峰富士、西に南アルプス連峰、そして北に八ヶ岳連峰をくっきりと望むことができます。山紫水明の自然環境と悠久の歴史・文化に育まれたこの地は、皆さんのためにある最上のキャンパスと言えるでしょう。 本学では、学生一人一人に向き合う、少人数教育を推進しており、担任制・チューター制、少人数ゼミ、地域でのフィールドワーク、キャリア形成支援などを取り入れたきめ細やかで実践的な学術指導が展開されています。これにより、全国トップクラスの高い就職率と国家試験合格率(社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、看護師、保健師、助産師など)をあげており、国際政策、保育、教職の分野でも実践力を備えた多くの専門人材が育っています。今後は学際教育に取り組み、各専門分野でIoTなどの先端デジタル技術を使い、新たな価値を創造する力を涵養していきます。 高度専門人材の育成にも力を入れ、23年には本学の看護実践開発研究センターにおいて「感染管理」認定看護師教育課程をスタートさせました。また、24年には児童虐待対応の専門家を育てる日本初の大学院「人間福祉学研究科」の開設を予定しています。一方、地域課題解決に自ら取り組み、未来社会の構築に貢献できる人材を育成する実践知教育をすすめており、大学生や社会人を対象に観光、地域づくり、起業などについて先進的知識を学ぶ複数の副専攻プログラムを開講しています。 変化の奔流にある現代社会では、的確に課題を抽出し解決する実践力に加え、未来社会を切り拓く価値創造力が求められます。「自分の学び」を全力で展開し、このキャンパスで未来への礎を築いていこうではありませんか。PROFILE山梨大学教授(2004)、生命環境学部長(2012)、理事・副学長(2015-2021)を経て、2021年4月から現職。文部科学省より受託した「大学による地方創生人材教育プログラム構築事業・PENTAS YAMANASHI」を主導。専門は応用微生物学。日本放線菌学会評議員(前学会長)、国際誌J. Antibiotics編集委員。未来を切り拓く実践力と想像力を育てる。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■学長メッセージ

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