山梨県立大学 CAMPUS GUIDE 2025
6/60

山梨県立大学学長早川正幸 06 皆さんは、大学での4年間をどのように過ごしますか。長い人生のうちの4年間という短い期間ですが、もう二度と来ないであろうかけがえのない時間です。お伝えしたいことは、学びを深めてほしいということです。学びといっても、椅子に座って教員の話を聞くばかりが学びではありません。仲間とディスカッションしたり、社会を観察したり、いろいろな人と出会ったり、全てが学びなのです。大学での学びはいたるところにあります。 大学での学びは、すでに決められた科目に向かう高校までとは趣が異なり、自分の関心がスタート地点。自分の固定観念を取り払い、たくさんの経験をして、見つけたテーマにとことん没頭してみてください。好きなテーマと出会い、知って、考えることはきっと楽しいはずです。 いま日本社会の活力に、地方の力が求められています。地方はまさに日本社会の最前線です。山梨県立大学では、これからのデジタル時代を見据え、国際政策学部に文系、理系の枠を超えて学ぶことができる「創発デザインコース」を新設し、令和10年度には工学系新学科「メイカーズ学科(仮称)」に発展させる計画です。また、人間福祉学部と看護学部で、両学部横断型の新コース「ヒューマンサービスイノベーションコース」を開設しました。リアルな現場を舞台にした実践知教育を柱として、新しい時代の源流を生む価値創造人材の育成を目指しています。 山紫水明の自然環境と悠久の歴史・文化に育まれ、産業とも共存した甲府盆地に学び舎はあります。この全てが極上のキャンパスといえるでしょう。山梨県立大学は、皆さんの実りある学びを全力で応援していきます。PROFILE山梨大学教授(2004)、生命環境学部長(2012)、理事・副学長(2015-2021)を経て、2021年4月から現職。文部科学省より受託した「大学による地方創生人材教育プログラム構築事業・PENTAS YAMANASHI」を主導。専門は応用微生物学。日本放線菌学会評議員(前学会長)、国際誌J. Antibiotics編集委員。あなたは4年間に何を学ぶか。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■学長メッセージ

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る