51幅広い分野の福祉や社会に触れ、多様なモノの見方が身に付いた患者さん一人ひとりに寄り添う個別性のある看護の必要性を学んだ現場での実践経験を積み、引き出しを増やすことができた杉本 萌花さん / 山梨県福祉保健部 山梨県立あけぼの医療福祉センター 勤務 勝俣 有菜さん / 山梨県立中央病院 勤務 白鳥 美結さん / 富士河口湖町立こもも保育所 勤務 福祉コミュニティ学科 2023年度 卒業生人間形成学科2023年度 卒業生看護学科 2023年度 卒業生「人を支えられる人になりたい」という思いから、様々な福祉について学びを深めたいと思い、この学科を選びました。現在は重度の身体および知的障がい児・者が生活する病棟にて、生活支援や日々の活動・季節の行事の実施等をしています。授業では、子ども・高齢者・障がい者・地域など幅広い分野の福祉に触れてきました。また、天文学・異文化理解などの授業やゼミを通して、多様なモノの見方が身に付きました。これらの学びは、入所者さんやその家族の支援方法を考える際に生きています。この仕事を通して、誰もが手を取り合い、生きたいように生きることが当たり前の山梨県をつくっていきたいです。高校生の時の看護師体験で、患者さんから「ありがとう」と言われやりがいを感じ、看護職に就きたいと思いました。現在は山梨県立中央病院で循環器内科・糖尿病内科で看護師として働いています。学校では、個別性のある看護の必要性について学びました。現在も患者さんの生活背景や価値観を大切にすることで、患者さんのニーズに合った看護を提供できたり、同じ方向を向き治療や生活について共に考えることができたりと大学時代に学んだことが生かされています。これからも一人ひとりの患者さんにとって必要な看護とは何かを考え、個別性を大切にした看護を提供していきたいです。保育士・幼稚園教諭・小学校教諭の3つの資格・免許を取得することができ、幼少期からの一貫した保育・教育について学べる人間形成学科を選びました。現在は公立保育所で、1歳児クラスの担任として、毎日子どもたちと楽しく過ごしています。学校ではインターンシップやサービスラーニングなど現場に実際に赴く機会が充実しており、実習書がない保育や教育において、子ども一人ひとりに合わせた対応の引だけでは得られない継続的な実践経験を積むことができました。教科き出しを増やせたことは、大きな自信になっています。これからも子どもたちが、その子らしく生きられる基盤をつくっていきたいです。
元のページ ../index.html#51