山梨県立大学 CAMPUS GUIDE 2026
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早川正幸山梨県立大学学長 り、先生や仲間と議論したりして、自分自身で考えてみてください。これが大学の学びの入口となります。 自ら歩みを始めた学びの世界は、広く深く、魅力にあふれています。ともすれば思考の壁にぶつかることもあるでしょう。しかし皆さんにはあきらめることなく突き進んで行く力が備わっているはずです。考えることをやめずに続けてください。この4年間の学びは、間違いなく人としてのあなた自身を豊かにしてくれます。 大学での学びの出発点となる「知的好奇心」。皆さんの知的好奇心に応えられるように、山梨県立大学は、さまざまな学問分野の教員をそろえています。山紫水明の自然環境と悠久の歴史・文化に育まれ、産業とも共存した甲府盆地にある学び舎で、大志ある皆さんの学びを応援します。学長メッセージ 高校生の皆さんは、大学と高校の学びのちがいについて、考えたり聞いたりしたことがありますか。 クラスで決められた時間割がある。決められた学習範囲について先生に教えてもらい、正しい答えが分かる―。ご存知のとおり、これが高校までの学びの基本スタイル。一方、大学ではたくさんの授業科目のなかから、自分だけの時間割をつくります。学びの範囲に制限はなく、自ら課題を設定し、課題解決に向けて最後まで考え抜くことが大切にされます。大学での学びのはじまりは、自分自身です。 これまでおぼろげながらにも、自分が何に興味関心があるか考えたことがあるかもしれません。ぜひその原風景を大切にして、知的好奇心に変えてみませんか。当然、興味関心が違う道に行っても大歓迎。「なぜ」を問い続け、本を読んだPROFILE08山梨大学において、生命環境学部長、理事・副学長を経て、2021年4月から現職。大学による地方創生人材教育プログラム構築事業(COC+R)や地域活性化人材育成事業〜SPARC〜など、文部科学省の補助事業に積極的に取り組む。専門は、応用微生物学。日本放線菌学会名誉会員、国際誌J. Antibiotics編集委員。自分から始まる学び

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