山梨大学 工学部
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11 「フィロス」とは、ギリシャ語でお互いに支え合う愛を意味します。 山梨大学の取り組みのひとつである共創学習支援室フィロスは、工学部の学生が、学年や学科の壁を越えて自主的に集まり、学習交流を行う場。学内にフィロス専用室を用意し、平日の午前10時から午後7時まで、学生に開放しています。また、学生の潜在的な才能を伸ばし、足りない部分を補うべく、数学や物理を専門とする教員が授業のある日の午後に常駐し、グループ学習や個人学習、そして共創学習の支援を行っています。学生同士の議論 フィロス利用者は通常,年間延べ人数で4,500人 程度で、試験前などの繁忙期には同じ建物内 のAL教室も使っています。令和2,3年度の 大学全体のプロジェクトを契機として、他学部の学生,化学専門の教員の参加により学生と質問の対象範囲を拡げています。コロナ禍の状況に よっては、自習室を閉鎖しオンラインで質問 を受け付けたり講座を開いたりしています。 フィロスの特徴は、単純な質問部屋ではなく、仲間同士の切磋琢磨の場所になっていること。フィロスを常時利用している学生の多くは、それ以外の学生に比べ、入学時の成績に関わらず学力が増進しているという過去の調査結果がでています。 このように基礎力を磨いた学生が1年次から関心のあるテーマに参加することのできるキャリアハウスで活躍し、その経験をもとにフィロスで友人たちとさらなる勉学に打ち込んだり、活発に議論し学ぶ姿勢が他の学生に良い刺激を与えたりと、フィロスは様々な相乗効果をあげています。詳しい紹介は共創支援室(フィロス)ホームページhttp://philos.yamanashi.ac.jp/教員を交えての議論フィロスは工業会館の2階にあります特集 山梨大学の特色ある取り組み1共に考えたり、教え合ったり、議論をしたり…「共創学習」という学びのスタイルが知識を深める。共創学習支援室フィロス

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