学部附属施設学部教育に協力する研究センター甲府市小曲町に設置された附属農場は総面積約2.5haの施設で、場内には管理棟(575㎡)、ガラス温室(480㎡)、堆肥舎、人工気象室、植物工場などの施設ががあります。山梨県の特産果樹であるブドウ・桃に加え、様々な農作物を作付けし、教育・研究に利用してします。また、全学科1年次生がこの農場で「生物資源実習」を受講し農学の第一歩を踏み出します。山梨大学にはいくつかの研究センターがありますが、そのうち発生工学研究センター・高度生殖補助技術センター・ワイン科学研究センター・国際流域環境研究センターの教員が生命環境学部の教育に参加します。これにより、最先端の研究の成果が教育の中に取り入れられます。■附属農場■発生工学研究センター卵子や精子、体細胞の核を自由自在に操れるマイクロマニピュレーターを14セット備えた世界トップクラスの研究施設です。クローン動物やキメラ動物を作出することで、生命現象の解明に貢献するだけでなく、バイオテクノロジーによる食糧問題の解決や一流研究者の養成に取り組んでいます。■ワイン科学研究センター日本をリードするワイン科学を専門に研究するセンターです。60年以上の歴史があり、日本のワイン科学の教育と研究の拠点になっています。地域食物科学科の「ワイン科学特別コース」では、ワイン造りに情熱を抱き、ワイン業界をリードできる高度な専門知識と技術を持つ人材を育てます。■高度生殖補助技術センター不妊治療に携わる専門職である胚培養士を育成する教育研究センター(2022年4月設置)です。生命工学科・発生工学研究センターならびに学内外の不妊治療施設と協力して、マイクロマニピュレーターを用いる顕微授精や胚凍結等の生殖補助医療技術の習得を含む生殖補助医療(不妊治療)分野の教育研究を行います。■国際流域環境研究センター水資源の枯渇、水災害、水環境の悪化、水に起因する病気など水にかかわる問題に対応するための研究を行っているセンターです。アジアを主として、ヨーロッパ、オーストラリア、アメリカやアフリカの大学・研究機関と連携し、国際的な研究と教育(流域環境科学特別教育プログラム等)を行っています。関連施設
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