組織改編後の工学部の教育の特徴について説明します。山梨大学工学部は組織改編により1学科7コース体制に移行します。1学科となることでコース間の敷居を低くし、柔軟に専門以外の学習、研究ができるようになります。加えて、在学中のコース変更を行いやすくします。総合工学クラスとは入学時に専攻する分野を決めず、1年生の間は間幅広い分野を学習したうえで、本人の興味と適性を見極めたうえで2年生に進級する際に専攻する分野を決めるクラスです。P.03の図に示すように、一定の条件のもとで、学生の興味と適性により、希望するいずれかのコースに進級することが可能です。総合工学クラス入学希望者は一般選抜の前期日程および後期日程で総合工学枠を受験してください。クリーンエネルギー化学コースが新設されます。本コースでは燃料電池、太陽エネルギー変換、水素製造などの化学的な手法によりエネルギー問題を解決するために必要な知識の学習と研究をします。本コースでは複数の教員が様々な学術表彰を受けており、本分野の最先端の教育と研究をうけることができます。近年のAI、数理・データサイエンス分野の技術の進歩は目覚ましいものがあります。そのため、世界的にこれらの分野の研究者、技術者が不足しており、育成が急務となっています。本学では、組織改編に伴い本分野の新しい教育プログラムを設置するとともに、定員を55名(旧コンピュータ理工学科)から75名に増員することで、本分野の研究者、技術者を育成して社会のニーズにこたえます。04工学部での学びの特徴について1学部1学科7コース制の導入総合工学クラスの設置クリーンエネルギー化学コースの新設コンピュータ理工学コースの定員の増員
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