山梨大学 大学案内 2025
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202508日本一のワイン産地・山梨で、世界レベルのワイン製造技術を学ぶ結晶材料科学で切り拓く未来新機能性材料の開発と応用微生物は私達の食生活に様々な恩恵をもたらしてくれます。現在取り組む「自然発酵ワイン」研究では、ブドウに付着した酵母だけで高品質なワインを造るための発酵管理技術を開発しました。この技術により個性豊かなワイン造りが実現できるようになりました。皆さんもこの微生物のすばらしさに魅了されてみませんか。ワイン科学研究センター 乙黒 美彩 教授新しい結晶材料の創製や応用は、世の中を大きく変える可能性を秘めた魅力的な研究分野です。クリーンエネルギー化学コース、応用化学コース、電気電子工学コースの3コースから学生が集まり協働するため、視野を広げながら研究に打ち込み、成長することができる環境になっています。クリスタル科学研究センター 原 康祐 准教授日本一のワインの産地「山梨」で、1947年からワイン科学教育・研究を推進し、日本のワイン造りをリードしてきました。地域〜日本〜世界的な視点でワインを捉え、原料ブドウからワイン製造までの一貫した教育・研究によって、成長著しい「日本ワイン」をさらに世界レベルへ発展させることを目指しています。長い歴史をもつワイン科学研究センターでは、原料ブドウ、醸造に関わる微生物、ブドウ・ワインの成分、ワイン醸造に関わる諸問題について、4部門の研究者らと学生達が基礎研究から応用研究まで様々な研究を行っています。現在多くの卒業生が、ワイン科学研究で培った力をブドウやワインを含め食に関わる幅広い分野で発揮し活躍しています。1950年代の人工水晶作製技術の開発を契機として1962年(昭和37年)から結晶材料を中心に、機能性物質の合成や評価など学術研究や地場産業に関わる研究を行っています。現在は特に、単結晶育成技術の開発、新機能性材料の探索、新規機能創成など、革新的な結晶材料科学に関する先端的研究を推進しており、21世紀を支える結晶材料の新領域をダイナミックに展開しています。化学や電気電子工学など様々な学問分野を融合した研究分野となることから、クリスタル科学研究に携わっている教員は、クリーンエネルギー化学コース、応用化学コース、電気電子工学コースの各コースの学生を中心に講義や実験を担当したり、卒業研究指導を担当したりします。また、クリスタル科学研究に取り組む学生の多くが大学院に進学し、クリスタル科学研究を深めています。ワイン科学研究センタークリスタル科学研究センターVOICECEVOICEワイン科学研究クリスタル科学研究特色ある研究、わくわくする学問

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