山梨大学 大学案内 2025
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医学部202531包括的な支援を行う総合支援部診療・治療部門の拡充■ 手術部■ 放射線技術部・放射線治療部・放射線診断部■ 光学医療診療部教育研修環境の整備■ 教育研修にも配慮した病棟設計■ シミュレーションセンター総合支援部は「入退院支援センター」「医療福祉支援センター」「業務支援センター」で組織されており、当院で治療をされる患者さんとそのご家族、また、当院職員を支援する業務を行っています。入退院支援センターは患者さんが迅速かつ円滑に治療を受けられるよう、入院前から退院後、さらに、外来患者の在宅療養を支援しています。医療福祉支援センターは、患者さんの生活および治療に対する不安等、様々な相談に対応しています。業務支援センターに設置している地域連携室では、当院の連携医療機関としてご登録いただいた先生方に、Webを通じて直接予約枠を確保していただける新たな院外予約システムを開発し、その運用も開始しています。手術部は、各種疾患の手術治療を実施するための中央診療施設です。手術室を2室増室し、手術室1室あたりの面積を拡張しました。MRI手術室(国内初の3テスラ可動式タイプ)、ハイブリット手術室、内視鏡下手術用の医療用ロボット(ダヴィンチ)用の手術室を整備し、本院に期待されている最先端かつ高度な医療を提供できる環境を整えています。放射線技術部は、一般撮影部門、CT検査部門、血管撮影・IVR部門、MRI検査部門、放射線治療部門、核医学部門、手術室部門、放射線管理部門により、画像検査・IVR・放射線治療を行っております。令和2年度より老朽化した装置の更新を進め、最新鋭の装置を導入しています。これにより、低被ばくで高品質な放射線検査が提供できるようになりました。光学医療診療部では消化器や呼吸器領域における悪性腫瘍・炎症・出血・感染症の診断・治療を内視鏡を用いて行います。令和4年1月に新内視鏡室が完成し、設備の刷新とスタッフの増員により多くの検査が効率的に行えるようになりました。カンファレンスルームの整備や、臨床実習に対応したベッドサイドスペースの確保など、高度医療人養成実践のための整備を行っています。令和5年4月に新シミュレーションセンターが開所し、約500平米に高機能人体シミュレーターと病態肺シミュレーター(ALS5000)、デジタル蘇生プログラムキットを常設した模擬病室と模擬手術室、マルチタスクトレーニングルーム、ロボット手術トレーナー、血管内治療シミュレーター、腹部・心臓超音波シミュレーターを設置した高機能シミュレータールームが配置され、基本から専門技術まで幅広い学習が出来る環境が整いました。CT一体型リニアック装置ハイブリッド手術室MRI手術室ブルーライト内視鏡室入退院支援センター手術支援ロボット・ダヴィンチ多目的血管撮影室X線透視室シミュレーションセンター

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