横浜市立大学 データサイエンス学部 学部ガイドブック 2022
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2021年3月、気候変動とSDGsをテーマとした国際環境シンポジウムと学生交流ワークショップを開催しました。シンポジウムはオンラインで実施し、学生だけではなく市民にも公開しました。シンポジウムでは、アジア太平洋地域の研究者、自治体や企業の有識者が集まり、横浜、フィリピン、オーストラリア、台湾、マレーシア地域の気候変動の現状とその対策について議論しました。また、気候変動におけるデータサイエンスの有用性を考えるうえでも意義がありました。学生交流ワークショップでは、YCUの学生がアジアの学生や研究者らと交流し、「アフターコロナの生活の質の向上」をテーマに、グループワークを通じて論議を深め、英語によるプレゼンテーションを行いました。これらの活動を通じて、気候変動といった世界的な課題を議論すると共に、新しい時代に向けた私たちの生活のあり方をアジアの学生と共に議論する事で交流を図りました。データサイエンス学部では、企業や官公庁と連携した教育・研究を展開していきます。2018年度より、「データサイエンスセミナー」と題して、企業や官公庁などの現場の第一線で活躍するゲスト講師を迎え、実社会でのさまざまなデータ活用事例に触れるセミナーを開催しています。企業におけるマーケティングやビジネス戦略、ものづくりの品質管理などに、どのようにデータが分析され、活用されているのか、また、官公庁においてはデータの利活用による政策立案やオープンデータ活用推進の取り組みなどを生の声から学ぶことで、データサイエンス学部の学生が、自分の学びが将来どのような分野で活用することができるかを考える機会となっています。また、企業との産学連携協定を締結し、データが分析・活用される現場でのインターンシップや共同研究などを推進し、社会との連携を今後ますます進めていきます。「データサイエンスセミナー」で講演いただいた企業・官公庁企業の方々に、実社会でのデータ分析の活用事例やデータサイエンスへの期待についてご講演いただき、データサイエンスを実社会で役立てる場面がいかに存在するか、どう役立てるべきか、について学ぶ。2020年度㈱マイナビ、ソフトバンク㈱、㈱横浜銀行、㈱サイバーエージェント、㈱インテージホールディングス、日産自動車㈱、全日空商事㈱、㈱電通デジタル、イオン㈱、㈱帝国データバンク小泉和之微積分学Ⅰは、データサイエンス専門科目の中でも基礎的な科目に位置付けられており、主に1年次で履修します。この講義では、「数列の極限」「関数の極限」「導関数」「テイラーの定理」「不定積分」「有理関数の積分」「初等関数の積分」などを取り扱います。微分法と積分法の基本を学修することで、データサイエンスに不可欠な知識を身に付けます。具体的には、1変数関数における微分積分の基礎の習得のため、関数の極限を理解することから始め、微分の考え方を導入し、その応用までを学び、理解します。また、テイラーの定理による近似の考え方の学修に加え、さらに積分法の考え方を理解し、面積などの応用面と合わせて統計などで広く利用される広義積分まで学修します。土屋隆裕調査設計論では、社会・政策・ビジネス・経済等の分野における調査の企画からデータの取得・分析に到るまでの一連の流れを理解し、データの分析を念頭においた調査の設計手法を実践的に修得します。適切な意思決定のためには、質の高いデータが必要です。この科目では、統計学の基礎知識を前提とした具体的な標本抽出の方法や、測定誤差の少ない調査票の設計手法と調査実施方法、処理誤差や無回答誤差など調査に伴って生じ得る様々な誤差への対処方法等を学ぶことで、信頼性の高いデータの獲得手法を習得します。また、学んだ知識を活かして実際に調査を企画立案・実施したり、公開されている統計調査データを分析したりすることで、理解を深めると同時に社会的な実践力も身に付けます。さらに調査研究の倫理についても学び、データに関わる者として必要な素養を高めます。5微積分学Ⅰデータサイエンス学部の社会連携SDGsへの取り組み気候変動とSDGsをテーマとする国際環境シンポジウムと学生交流ワークショップの開催調査設計論Pick up 授業

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