横浜市立大学 GUIDE BOOK 2026
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1959年3月生まれ。神奈川県出身。医学博士。日本および米国医師免許登録。専門は循環制御医学。1984年 横浜市立大学医学部医学科卒業。在学中にロータリー財団の奨学金によりイエール大学医学部に留学。その後、コロンビア大学医学部助教授、ハーバード大学医学部助教授などを歴任。在米中は大学での勤務の傍ら、大学病院で経済的困窮者向けの外来治療を担当。1998年より横浜市立大学医学部循環制御医学教室主任教授。同大学院医学研究科長、医学群長、副学長、学術情報センター長、学長補佐などを経て、2024年4月より現職。横浜市立大学 学長2横浜市立大学は、国際都市・横浜にキャンパスを構える、100年以上の歴史を誇る大学です。その歴史は古く、1882年に設立された横浜商法学校を起源とする横浜市立横浜商業専門学校と、1944年設立の横浜市立医学専門学校(後の横浜医科大学)が統合し、横浜市立大学としての歴史を積み重ねてきました。その後、大規模な学部・研究科の再編・新設をはじめとする大学改革を経て、現在の5学部6研究科体制へと発展しました。明治初期に医学部のルーツとなる仮病院の設立・運営に携わった医師の早矢仕有的先生は、銀行などを創業した起業家でもあり、そのアントレプレナーシップ(起業家精神)は、現在の横浜市立大学にも脈々と受け継がれています。アントレプレナーシップは多様化や変化が著しい現代社会においては起業家以外にも非常に必要となる姿勢であり、本学は、日本、そして世界をリードするような人材の輩出に取り組んでいます。横浜市立大学の大きな魅力は、そのコンパクトなサイズ感であり、少人数教育を大切にし、学生と教職員との距離感が近いことも大きな特長です。また、分野横断型の「ADEPTプログラム(AI Data Science Education Program for Tomorrow)」や「医療イノベーション人材育成プログラム」、「起業家育成プログラム」なども設置し、学生が幅広い視野を持ち、常に新たな挑戦を続けられる環境を用意しています。さらに、経済支援やキャリア支援などさまざまな学生支援も充実しています。これらの教育環境に加えて、世界に誇る研究力も横浜市立大学の強みです。日本全体の研究力の発展をけん引する研究大学群を形成するための文部科学省・日本学術振興会が実施する「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に、2025年1月に採択されました。地域社会の中核的な研究大学として、他大学との連携等を図りつつ、イノベーションを通じた社会変革をけん引することを目指します。また、2つの附属病院は、安全かつ高度で先進的な医療を提供し、感染症のパンデミックの対応や高度救命救急医療など、地域医療を支える「最後の砦」としての役割も担っています。2028年に創立100周年を迎える横浜市立大学。伝統と革新のその先に、さらなる発展を誓い、これからも横浜市立大学は「知の拠点」として教育・研究・医療分野をリードする役割を果たすべく、より良い大学づくりを進めていきます。常に未来を見据え、取り組み続けるこの横浜市立大学で、多くを学び、たくさんの経験を積み、皆さんにも未来に向かって大きく羽ばたいてほしいと願っています。Profileキーワードは「DIGITAL、 MEDICAL、 GLOBAL」「世界初」を生み出すゲームチェンジャーを横浜の地から輩出したいPresident’s Message

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