山形県公立大学法人 教育振興会会報 令和4年度 No.1(通巻第174号)
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山形県立米沢栄養大学山形県立米沢女子短期大学新入生の声形県立米沢栄養大学および山形県立米沢女子短期大学の教育、運営に、物心両面からのご支援をたまわり、心より御礼申し上げます。沢栄養大学では45名の、米沢女子短期大学では261名の新入生を迎え、4月5日に、無事入学式を挙行することができました。保護者の皆様には、学生一人あたりお一人に限定させてはいただきましたが、それでも、会場で新入生の晴れ姿をご覧いただけたことは、幸いでした。やや下火になったかと思われた6月23日に、対面での振興会総会が開催され、役員の皆さんとお会いできたことは、実に幸いなことでした。その際に、お会いした代議員の方から、本学における授業について、厳格な感染症対策を取りながらの、対面による授業実施の努力への、感謝とねぎらいのお言葉をいただけたことは、うれしい限りでありました。教育振興会の皆さまには、日頃より山さて、本年の両大学の状況ですが、米新型コロナ・ウイルス感染症の流行が他方では、収束の気配を見せない感染山形県立米沢栄養大学山形県立米沢女子短期大学学長症の流行に、対面での授業や実習への懸念を抱えている学生もいると思われます。そのような学生たちにも対処できるように、教職員一同、学生たちの声に耳を傾け、安心して勉学に励める環境づくりを阿部宏慈心掛けているつもりです。振興会様には学生の勉学やキャリア形成の助けとなる書籍の充実から快適な勉学環境づくりまで多大なご支援をいただき感謝しております。降少しずつ活動が再開されてきています。中でも、いくつかの団体は、市役所との連携による市民交流活動や最上川源流よねざわ紅花プロジェクトなどで活躍しております。吾妻祭実行委員会のメンバーも、今年こそは吾妻祭を実施したいと意気込んで、コロナ禍のもとでの開催の可能性を模索しております。場という側面もあり、堅調に推移しております。振興会のご支援もいただきながら、キャリア支援センターを中心に、学生のみなさんが希望する仕事につけるようにサポートしていきたいと考えております。ざっとご説明を申し上げました。教育振興会の皆さまにおかれましては、この困難な状況下ではありますが、引き続き本学の教育活動を温かく見守りいただければ幸いです。今後とも、ご支援、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。授業以外では、サークル活動も6月以就職については、人手不足の売り手市以上、両大学の最近の現状について、これからの大学生活への期待や希望に胸を膨らませて迎えた入学式から早いものでもう三か月が経ちました。大学での学びは高校時代とは異なり、唯一の答えというものがなく、多様な考え方を知ることができる場であると思います。常に学ぶ意欲を持ち、主体的に取り組むことが大事であり、自分で参考文献をあたってみるなど、授業外での取り組みや事前準備によって授業から得られるものも大きくなると感じました。また、栄養大生として生活していく中で共に管理栄養士を目指す仲間の存在は非常に大切であり、一人では分からない問題も協力して解くことでより理解が深まりました。私は高等学校において、地元の特産物の知名度向上を目指す活動を行いましたが、今後も、地元の食材を食生活に取り入れ、食を通して地域をより活性化させていく活動を継続したいと考えています。この四年間でより専門的な学びを深め、地域に根ざした管理栄養士になりたいと考えています。これからも米沢栄養大学の学生としての自覚と高い志を持ち、積極的に学ぶ姿勢を忘れずに、日々精進してまいります。コロナ禍や不安定な世界情勢のなか、無事に山形県立米沢女子短期大学への入学を果たすことができ、心から喜びを感じております。入学から約4か月という月日が経過いたしましたが、依然として新型コロナウイルスが猛威を振るっており、混沌とした日々が続いています。学生生活には今もなお多くの制約がありますが、対面での授業が受けられるという喜びを同時に噛みしめております。さて、私は本学卒業後の進路として四年制大学への編入を目指しています。通常の入試とは異なり、編入学試験は詳細な情報が少ないため、OGの先輩方が残してくださったデータを活用させていただきながら四年制大学受験を制したいです。また、ボランティア活動などに積極的に参加し、地域社会における諸課題の改善に向けて今の自分にできることを模索したいです。最後になりますが、私は本学での生活を通して多くの人と関わり、その価値観を共有し、より多様な感性を磨いていきたいと思っています。その上で常に社会は今どうあるべきかということを考えられる人間になりたいです。健康栄養学部健康栄養学科一年山木穂国語国文学科一年遠藤理央令和4年8月20日発行        2 学学学長長長あああいいいさささつつつ

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