山形県公立大学法人 教育振興会会報 令和4年度 No.1(通巻第174号)
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講師鈴木美穂講師准教授南育子英里奈講師今井瞳良教授阿部隆夫教授 小林文雄教授石﨑毅コロナ禍の長期化により、様々な制約を受け続けています。このような制約の中で、新入生は友達作りや学生生活に馴染むのに時間がかかるのではないか心配されますが、学生達はコロナ禍なりに課外活動へ積極的に参加したり、友人との付き合いも楽しんでいるようです。コロナ禍の状況はまだ暫くは続きそうですが、感染対策を行いながら、できる範囲内で活動の制限を無くしていければと思います。また、こんな時だからこそ、ひとり一人の学生に寄り添った丁寧な対応を心掛けています。新型コロナウイルスを封じ込めることは難しく、変異を繰り返すこの厄介なウイルスと共存しながら生活せざるを得ない…という認識が定着しつつある昨今、大学生活においても会食自粛など様々な制約があり、学生に不自由を強いる状況が続いています。しかし学生は、黙食後にマスクをして会話するなど、制約が多い中でも工夫して学生生活を楽しんでいるようで、教員としては申し訳ない気持ちとともに、柔軟な対応をしてくれる学生を頼もしく感じています。本年度前期は幸運にも全日程を対面で行うことができました。また四月には二年ぶりに「新入生歓迎会」も実施でき、新入生にとっても上級生にとっても貴重な交流の時間になったのではないかと思います。教員としても、授業中とは異なる学生の顔を見られるのは嬉しいものです。今後は課外活動や学科イベントも少しずつコロナ前の状態に戻っていくのではと期待しています。授業で見たある映画に対して、       登場人物たちの近さが気になったという学生の感想があった。これは、コロナ禍以前であれば、全く意識されなかった映画の見方だろう。ポスト・コロナ映画などというものがあるとするならば、人と人との物理的な距離が視覚的に問題化されるのかもしれないなどと思いつつ、コロナによってもたらされた学生たちの近さに対する敏感な意識に、はっとさせられた。一度撮られた映像は変わらないが、人間の「いま」の意識は変わりゆくのだろう。場ではアイコンタクトが欠かせない場合が多い。外国にはアイコンタクトが常識である地方が広くあるからだ。例えばUSA南部の田舎町、知らない人どうしが道ですれ違っただけでもアイコンタクトとスマイルを交わし、ʻHiʼと声をかけて行き違う。ところが、日本人はこれが苦手。最近は便利にもWEBに対策が載っている。有効な例が、自分が話している間はアイコンタクトを3分の1にどどめ、聞く番になればその間は3分の2とすること。話を聞きながら、5秒ないし10秒ごとにアイコンタクトを中断しながら繰り返すとよいとされている。お試しあれ。     岡        7に収束の兆しをみせていませんが、今年度も入学式から対面で開始しました。入学式では集合写真の撮影も行い、ガイダンス期間中の在学生による歓迎会も復活しました。その一方で、ラインのオープンチャットで在学生が新入生の質問に答える形での支援体制も定着してきました。サークル紹介や勧誘もオンラインで行われていて、新入生のほうがかえってリモートでの活動を受け入れやすいのかもしれません。います。実習形式の授業やグループワークを取り入れた講国内外を問わず、国際交流の新型コロナの流行はいまだ授業は、ほぼ対面で行って義も、先生方や学生たちが工夫して、社会的距離を保ちつつ実施しています。学生たちもきちんと調べて真面目に発表に取り組んでくれています。授業はリモートで行うと思っていたら、対面で授業ができて良かった、という学生の声も聞きます。また、自粛中のサークル活動も再開されました。さらに交流の輪が広がっていくことでしょう。米沢の四季の祭りもだんだんと戻ってきました。せっかく米沢に来たのですから、ぜひとも地域にも目を向けて好きなことを見つけて、二年間の短大生活を楽しんでくれることを願っています。先日、ゼミの学生さんたちに「コロナ禍が原因で楽しみにしていた行事ができないのはさみしいよね。」と声をかけたところ、「たぶん、みんな、コロナ禍以前の学生生活がうらやましいなと思う気持ちはあるだろうけれど、研修旅行などがないことも含めてやむを得ないと受け止めていると思います。」といった趣旨の返答をいくつかもらいました。心理学者のエリクソンが「青年期の発達課題は自分の不得手や境遇を受け止めることである」としていることを思い起こすとともに、現状を踏まえて、これからの生活を充実させていこうとしているすべての学生さんたちの姿勢のすばらしさを再確認しました。そんな学生さんたちの在学中と卒業後の生活が幸福であることを願わずにはいられません。米沢栄養大学、米沢女子短期大学がある米沢市では、紅花の普及及び紅花による地域振興に力を入れており、その一環である「最上川源流よねざわ紅花プロジェクト」には本学でも参加しております。また、学生団体も参加し、地域の一員としての活動を展開しています。令和4年度は初めて学内で紅花の栽培を行いました。栽培に際しては、学内の落ち葉を発酵して作った腐葉土を使いました。6月上旬に雹(ひょう)が降った影響で、葉の一部に穴が開いてしまいましたが、たくましく成長し続け、手作りの風よけや支柱を立てるなどし、開花を見守りました。7月下旬には遂に花を咲かせ、オープンキャンパスで訪れた県内外の方々に見ていただくことができました。今後もこのプロジェクトについては、紅花を活用した製品開発にも関わっていく予定です。山形県立米沢栄養大学健康栄養学部健康栄養学科山形県立米沢栄養大学健康栄養学部健康栄養学科山形県立米沢女子短期大学     山形県立米沢女子短期大学     山形県立米沢女子短期大学国語国文学科A      国語国文学科B英語英文学科山形県立米沢女子短期大学日本史学科山形県立米沢女子短期大学      社会情報学科教育振興会会報(通巻第174号)R4最上川源流R4最上川源流RR444最最最上上川流川RRRRRRRRR44444最最最上最最上上上上川川源川川源源源源源源源源源源源源源源源流流流よねざわ紅花プロジェクトによねざわ紅花プロジェクトによざよよよよよよよよねねねねねねねねねねざざざざざざざざざざざざわわわわわわざざざざざざざざざざざざわわわわわわわわわわわわわわわわわ紅紅紅紅紅紅紅紅紅紅紅花花花紅紅紅紅紅花花花花花花花花花花花ロジクロジクククククククトトににクによよよよよねざざざざざざざざざざわわわわわわわわわ紅紅紅紅紅花ププトトクククジジジジジジジジププジ花花花ププププロロジジジジジジジジジェェェェェェェェェェクククククククククククトトトトトトトトトトトににに参加しています。参加しています。いいててていししててててててててて参参参参加参参参参参参参参参参参参参参参参参参参参参参加加加加加加加加加加加加加しししししししししししいいいままままししししししししししししててててててししししししししししてててててててててていいいいいいいいいいいいいいいままままままままままままますすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすす。。。。。。。。。。。コロナ禍での学生生活 〜1年生担任より〜

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